
2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」が周知されるにつれて、耳にすることの多くなった「サステナブル(Sustainable)」という言葉は、「Sustain(持続する)」と「able(〜できる)」を組み合わせた言葉で「持続可能な」といった意味を持っています。
メディアでは地球温暖化をはじめとした地球環境の保全について取り上げられることが多いですが、これまで私たちは実際にどのくらい危機感を持ち、自分たちに何ができるのかを考え行動に移してくることができたでしょうか。
カナダ人のジョン・ハーディ氏は、2007年に第79回アカデミー賞を受賞した地球環境問題のドキュメンタリー映画「不都合な真実」を観たことがきっかけとなり、2008年にインドネシアのバリ島に「グリーンスクール(Green School)」を創設しました。
バリ島で育った竹を使ったリゾートホテルのようにも見える印象的な校舎に目を奪われるグリーンスクールですが、この学校が他の学校と大きく異なるのは、サステナビリティを推進する教育に特化し、実現していく人材の育成をする学校であることです。
例えば、当時10歳と12歳のメラティ、イザベラ姉妹はグリーンスクールで学んだことから、自分たちでも「何か」をしなければとバリ島で問題となっていたプラスチックごみについて取り組み始めました。
彼女たちが立ち上げた「Bye Bye Plastic Bags(バイバイ、レジ袋)」のプロジェクトは、バリ島州知事をも動かし、バリ島内のレジ袋やプラスチックストローを含むプラスチック製品の廃止の政策が2018年12月に施行されるまでになりました。
この他には「Bio Bus(バイオバス)」という名のスクールバスのプロジェクトでは、使用済の食用油をバイオディーゼル加工した燃料を使ったスクールバスの運用、バイオディーゼルを作る過程でできるグリセリンを使った石鹸の製造販売、そして地元の人々に雇用を提供するという取り組みを行っています。
また、2019年の卒業生となる露木しいなさんは、在学中にオーガニックコスメブランド“DARI BALI”を立ち上げる活躍を見せています。
未来を担う子供たちの世界が少しでもよくなることを願って創立され、「サステナビリティ(持続可能性)」を追求するリーダーを輩出するグリーンスクールは、開校当初90人だった生徒も現在では41カ国から500人以上の生徒が集まっています。今後ますますグリーンスクールの生徒たちから得られる刺激は増えてきそうです。
“A community of learners making Our World Sustainable(持続的な世界をつくる学習者のコミュニティー)”をミッションとするグリーンスクールの竹で作られた壁のない校舎を始めとし、地球環境への取り組みやを見学することができます。


名前、または内容 | Green School (グリーンスクール) |
中心地からの移動時間 | 約1時間 |
視察可能時間 | 15:30~16:30(特定日) |
見学時間(目安) | 約1時間 |
催行人数 | 1~30名 |
料金 | 有料(お問い合わせください) |
その他 | — |

アイディアを出し実際に取り組む
学生の方、そして社会人の方々も「今学んでいる事が将来何の役にたつのかわからないので、勉強に身が入らない」という経験はありませんか?
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