表題の通り、昨日APSARA(アンコール遺跡保存機構)よりレターでの発表があり、2020年1月1日よりバイヨン寺院の第2回廊テラス部分への入場が止められる、ということです。
これに関して遺跡修復関連の関係者の方へ確認を取った内容をお知らせいたします。
具体的にはバイヨン寺院の中央等周辺のテラス部分ということです。
これに関してはICCというアンコール遺跡保存の国際会議にてお客様が多く訪れるバイヨン寺院の第2回廊テラス部分の痛み、石材の沈みが顕著になっているという報告が上がっていたようで、修復担当のJASAのほうでも段階的な入場規制の方向などを検討していたようなのですが、APSARAのほうでいったん全面的に第2回廊テラス部分への入場を止めてみよう、ということで急遽決まったことのようです。
今後の観光ルート、修復の行程などに関してですが、現時点では未定、石材の応急処置をして現状のように観光客に登ってもらうようになるのか、本格的に石材を外して組みなおすような修復になっていくのか(その場合は長期の入場規制となります)、という点などは未定とのことです。
これに伴い、バイヨン寺院内の観光ルートに関してもどのエリアまで入場できるのか、という点などは実際に今後の現場の動きを見てみないとわかりかねる状況のようです。
バイヨン寺院の外周部分からレリーフのある第1回廊の見学は現状からの変更はないのでは、ということでした。
弊社各担当ガイドにも今後ロープが張られることになるのか、柵が設けられることになるのか、いずれにしても変化が出てくると思われるのでこの点、フォローして情報を挙げてくれるよう指示を出しております。
ご確認ください。
