(TAIWAN TODAYより)
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、台北MRTが6つの駅に赤外線サーモグラフィーを設置し、発熱している人の乗車を拒否する。台湾北部・台北市の黄珊珊副市長が9日に明らかにしたところによると、台北メトロは台北駅のほか、人の流れの多い駅に体温を赤外線で検出するサーモグラフィーを設け、体温が37.5℃を超える人には耳式体温計で改めて検温。そして38℃を超えていた場合は乗車を拒否すると共に医師による診察を受けられるよう協力する。
台北メトロサービスセンターの凌啓堯主任によると、台北メトロはすでにサーモグラフィー16台を緊急購入、輸送量が大きく観光客も多い台北駅、西門駅、板橋駅、市政府駅、龍山寺駅、忠孝復興駅の6つの駅に優先的に設置する。20日には設備がそろい、今月末には運用を始められる見通し。
なお、台北メトロではすでに先月末から台北駅における板南線(ブルーライン)2号案内窓口そばの改札口にサーモグラフィーを設置し、乗客の体温検出を試験的に実施。37.5℃を超えると判断された場合は耳式体温計で再度検温、38℃を超えていた場合は乗車を拒否し、医療機関での受診に協力している。