
日本の約1.4倍の国土を持つタイは、北部の山岳地帯を除いて高原と平野が国土の大部分を占めており、アジアの穀庫と呼ばれるほど豊かな農業国として知られてきました。
一方で、1961年から政府によって工業化政策が始められ、東南アジアにおける代表的な工業国へと変わってきました。しかし、工業化に伴う国の社会開発がなされなかったため、農家や低所得者層が犠牲となる多くの問題が生み出されました。
森林破壊による農地の干ばつと土壌浸食、地方から都市への人口流入によるスラム街の形成、子ども達の生活環境の悪化、麻薬やHIV/AIDSの蔓延など、これらは工業国、観光地として国外から注目を集めている現在のタイの裏側で、社会の関心から遠ざけられ深刻な問題となっていきました。
ドゥアンプラティープ財団は、スラムの救済を目的に設立された財団となり、数多くの事業に取り組んでいますが、その中のひとつとして、スラム街のストリートチルドレンを対象に教育による社会更生を目的とした事業を行っています。
【タイの貧困層の背景】
1988年には65%と高い数字が示していた貧困率は、2018年には10%以下まで大幅に低下しております。しかしながら2015年から2018年の数字を見ると貧困層が485万人から670万人に増加しており、「この20年間、ASEAN諸国の中で最も貧困層の拡大が著しいのはタイ」と指摘されております。
また、富裕層の1%が国全体の2/3の富を保有している現状からも、貧富の差が激しい国家であるという事が明白です。
さらに、地域による貧困の差もあり、首都バンコクとその周辺では貧困率が下がっているものの、南部と北部地域においては平均値よりもかなり高い数字の貧困率となっております。
名前、または内容 | Duang Prateep Foundation(ドゥアンプラティープ財団) |
中心地からの移動時間 | 約30~45分 |
営業時間 | 08:00~16:00 |
見学時間(目安) | 約2時間 |
催行人数 | 2~50名 |
料金 | 有料(お問い合わせください) |
その他 | — |
タイのスラム街を見学し、急成長しているタイ国経済発展の裏側にはどういった事があるのかを学びます。スラム街にある幼稚園を訪問して子供たちと触れ合うことができます。
ドゥアンプラティープ財団施設の案内、園児や教育従事者との質疑応答も可能です。







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吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。
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